卒業式の予行を行いました。
今年は,十分な感染対策を取ったうえで5年生に参加してもらいました。新型コロナウイルスが流行する前には,参加する卒業式に向けて一緒に練習したり,歌を歌い合ったり,呼びかけをしあったりしていましたが,現在はそれができる状況にはありません。
今の6年生は卒業式を一度も見ないまま卒業式を迎えました。本来であれば6年生を送る会等を通じて学校の代表としての心構えなどを,対面して引き継ぎます。しかし,その機会がない今,「今年は5年生に見てもらいたい。」との6年生たっての思いを受けて実現しました。
今の環境でできることを,今できる精いっぱいの力で伝える6年生。
6年生の姿,一人一人の声,態度を目に焼き付ける5年生。
「6年生はやっぱりすごい。」
「感動した。」
「かっこよかった。」
「6年生みたいにしっかりなれるかな。」
「あんな場面,絶対緊張しそう。」
5年生からはそんな声が聞こえてきました。
一方,6年生はというと
「緊張したけど,良いプレッシャーだった。」
「見られていることで良い姿勢が保てた。」
「卒業式に向けて気合が入った。」
「5年生がちゃんと見てくれて嬉しかった。」
6年生にとっても良い刺激になったようです。
約2年間,思うように学校生活が過ごせない日々を過ごした6年生。自分たちも不安だったりわからなかったり,新しいことをイメージすることができなかったりすることも少なくなかったはずです。それでもきっと,そのような状況の中でも鹿田小学校を引っ張ってくれた6年生の偉大さは後輩たちに引き継がれることでしょう。
卒業式まであと3日。6年生の保護者の皆様,素敵な卒業式をご期待ください。
投稿 職員室 松村