5年生の理科で「ふりこのきまり」を学習しています。
「ふりこが1往復する時間は何によって変わるのだろうか?」という問題に対して,予想を立てて,実験をして確かめていきます。
この単元では,算数で学習した「平均」を使います。今回はその「平均」を求める一部分や結果を表示させる作業にChromebookを使ってみました。
他校で実践された,Chromebookの「スプレッドシート」という表計算ソフトを使って平均を求めて結果を表示させるシートを譲ってもらいました。それを見ながら教材研究を藤村先生と一緒にしていたら,藤村先生が改良を加えてくれました。
自分たちが入力した結果の平均の値が自動計算され,すぐに棒グラフになって現れます。ふりこの長さが変わると,1往復する時間が変わることがとても分かりやすく表示されました。
一方,おもりの重さやふれはばを変えても1往復する時間は変わりません。各班が調べようと決めた値はばらばらですが,クラス全体として傾向を実感し,まとめを導くことができました。
今回使った表計算ソフトは仕事や生活の中でも使うことが多くなっています。もちろん,自分で計算ができることは必要ですし,計算の仕組みを知ることは大切です。しかし,機器を上手く使うことで処理のスピードが速くなり,機器に的確に指示を送っておけば,結果がより正確に,すばやく計算の結果を得ることができるようになります。
先輩の先生から「理科は自分たちでデータを作ることができ,その楽しさ,おもしろさを実感できる唯一の教科」と教えてもらいました。これからもこうしてパソコンを使って実験の結果を整理していく機会も増えていくかもしれません。活用できる人になってもらえると嬉しいです!
投稿 職員室 松村