2021年5月11日火曜日

私たちのくらしの支え 5月7日

5年生が校外学習に行きました。

午前中は倉敷のJFEスチール西日本製鉄所。午後はライフパーク倉敷でした。





工場内での撮影は禁止だったため,内部の写真はありません。許された場所で撮ることができた3枚の写真の掲載許可を特別にいただきました!

工場敷地内のこと等について下記のようなことを教えていただき,子どもたちも私たち教員もびっくりしました。

・早島町がすっぽり入る敷地面積。
・約14000人もの人が24時間機械を止めることなく仕事されていること。
・工場内専用のナンバープレートがあること。
・工場内に専用の消防車,救急車,パトカーがあること。
・工場内に信号があり,バスや鉄道も走っていること。
・敷地の2/3が埋め立て地であること。
・工場内ではとにかく「リサイクル」が徹底されていること。
・工場内に火力発電所,ゴミを燃やすのではなく,「溶かす」ゴミ処理場があること。

などです。

バスで敷地内を巡りながら,溶鉱炉から溶けた鉄が流れ出てくる様子を見たり,実際に厚板工場内に入って,鉄が運ばれたり,冷やされたり,延ばされたりする様子を見たりさせていただきました。工場内での熱気や音はやはり体感してこその迫力でした。

たくさんの機械が稼働して自動化されている工場でも,「結局最後は人の目」という案内係の方の言葉に,日本が世界に誇る技術力の高さを感じました。また,「従業員はみんな自分の仕事に誇りを持って日々の仕事をしている。」という言葉が印象に残りました。

作られた鉄が加工されて様々な製品となり,私たちの身の回りの至る所で暮らしを豊かにしてくれているのだなと感じることができた社会科の授業となりました。




あいにくの雨が続いていたため,昼食はライフパーク倉敷で食べさせていただきました。




このような状況の中ですが,快く部屋を提供してくださったことに感謝です。前後の距離をとって同じ方向を向いて食べる方法の部屋もあれば,密を少しでも避けるために急遽用意してくださった部屋では,対面での食事となるため,パーテーションを用意してくださっていました。



食事の後は,館内を見学,体験しました。館内について説明してくださった吉岡様は元小学校の校長先生で,理科を中心的に学んでいた方だそうです。岡山市内の学校に勤務していたこともあるそうで,鹿田小学校のことも知ってくださっていました。









様々な展示物を見たり,実際に触ったり動かしたりすることで,子どもたちは楽しみながら科学の力を体感したようです。


私たち人間の先輩たちが発見してきた科学の力やそれらを使って作られた製品等が,私たちの身の回りの至る所で暮らしを豊かにしてくれているのだなと感じることができた理科の授業となりました。


今回の校外学習では,教科は違っても学んだことが「私たちのくらしを支えてくれている」「私たちの生活を便利で豊かにしてくれている」ことに通じていることに違いはありません。子どもたちがそのようなことに気付くことができるよう,私たちがこの後の学校での授業を頑張りたいと思います!そして,今日学んだことが少しでも,子どもたちの「これから」につながるといいなと思いました。

投稿 5年団,職員室 松村