2021年2月3日水曜日

岡山市消防局との合同避難訓練 2月1日

 岡山市消防局の「特別消火隊」「ハイパーレスキュー岡山」「消防航空隊」のみなさんと合同で避難訓練を行いました。3隊が初めて合同で行う訓練とのコラボレーションが実現しました。つながりに感謝です。



5階の家庭科室から出火した想定で,まずは子どもたちが避難しました。子どもたちの合言葉は「おはしも」です。

お・・・おさない

は・・・走らない

し・・・しゃべらない

も・・・戻らない



とても静かにスムーズに避難ができ,消防隊の訓練開始まで予想以上に時間があいてしまいました。子どもたちに様子を説明してくださった消防隊の隊長さんは,予定以上に長く話さなければならなくなったことに焦られると同時に,鹿田小学校の避難態度に感心したとおっしゃっていました。




いよいよ消防隊の訓練開始です。大隊長から指示を受けた各隊がそれぞれの持ち場につきます。



校内に進入し消火を行う隊


今回は消防設備会社の方の協力も得て,各階の防火扉も閉めました。実際に火事になったときには真ん中の小扉を使って外に出るようになります。


はしご車で活動する隊



疑似的に煙を発生させて,その煙をすばやく外に排出させる訓練が行われました。



逃げ遅れた人が屋上に逃げたことを想定して,その人を消防ヘリが救出する訓練も行われました。


最後はレスキュー隊の方が5階から外壁を降下。

なかなか見ることのできない光景に教職員も子どもたちも大興奮でした。


2月2日の山陽新聞にも書かれていたのですが,本校の周辺は高層ビルやマンションが多く,それに形状等が似た鹿田小学校で訓練できたことは消防隊の方々にとっても大変貴重な経験だそうです。


子どもたちも消防士さんたちの,真剣に消火や救助の訓練活動を行う姿勢を見て,きっと「火事を起こしてはいけない」と思ったり,訓練であっても真剣に取り組むことの大切さを学んでくれたりしたはずです。また,今回を機に「消防士になりたい!」「だれかの力になれる仕事がしたい!」と夢をもってくれた子どもがいたら,私たちも嬉しいです。今回も教室の中だけでは経験できない貴重な経験をすることができました。


今回の活動を実施するにあたり,ご理解いただいた保護者の方,地域の方,訓練を公開してくださった岡山市消防局の皆様,訓練に協力していただいた関係企業の皆様,本当にありがとうございました!


投稿 職員室 松村